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リチウムイオン電池リサイクル工場用地、建物の取得に関するお知らせ

 当社親会社の株式会社エンビプロ・ホールディングス(本社:静岡県富士宮市田中町、代表取締役社長:佐野富和、以下「エンビプロHD」)は茨城県ひたちなか市にリチウムイオン電池リサイクル工場の新拠点としての土地・建物を取得しました。

 茨城県内に工場を新設し、廃リチウムイオン電池の処理能力3倍を目指します。

 

■取得理由

 当社にて 2027 年6月期までの中期経営計画目標とした 14,000t のリチウムイオン電池(以下、「LIB」)処理能力を達成するために、LIB 関連メーカーの工場建設が計画されている関東圏へ工場拠点を拡大します。

 

■工場取得に係る詳細

 当社では、回収した LIB からブラックマス*を製造しています。現在稼働中の工場では、LIB 処理量は約 1,200t、LIB 処理能力は 2,500t 程ですが、今回の茨城工場では、処理能力が 5,000t 規模のブラックマス製造工場を建設するため、合算で現在比3倍の 7,500t の処理能力となります。

 茨城工場では、廃 LIB 発生が見込まれる工場の工程廃材の回収を企図しています。また人口集積地の関東圏からの使用済み LIB の回収も同時に見込んでいます。

*ブラックマス(BM):リチウムイオン電池を放電・乾燥・破砕・選別したリチウム・コバルト・ニッケルの濃縮滓

 

■ハブ&スポーク方式による集荷、処理戦略

 2022 年 12月2日に開示した、三菱マテリアル株式会社との湿式製錬技術に関する共同開発により、ブラックマスから具体的なレアメタル(コバルト、ニッケル、リチウム)を回収、製錬するための技術開発も進めています。この技術を確立し、2025 年度までに湿式製錬工場を稼働します。

 湿式製錬工場をハブとし、今後さらに国内外にブラックマス製造工場をスポークとして展開するハブ&スポーク方式による、集荷、処理体制を構築してまいります

 

 

■取得資産の内容

(1) 所 在 地   茨城県ひたちなか市山崎43番地
(2) 敷 地 面 積 15,326㎡(主要建物 延床面積8,560㎡)
(3) 現 況     工場及び事務所

 

■購入相手の概要

 相手先は国内法人1社です。なお、相手先と当社との間には、資本関係、人的関係、取引関係、関連当事者として特記すべき事項はありません。 

 

■日程

(1) 取 締 役 会 決 議 日 2023年1月18日
(2) 契 約 締 結 日     2023年2月10日
(3) 所 有 権 移 転 日   2023年3月27日
(4) 稼 働 開 始 時 期   2024年4月(予定) ※順次設備設置予定

 

■会社概要

株式会社エンビプロ・ホールディングス
(1) 所 在 地 静岡県富士宮市田中町87番地の1
(2) 代 表 者 代表取締役社長 佐野 富和
(3) 事 業 内 容 傘下事業会社(総合リサイクル、トレーディング、障害福祉、環境コンサルティング他)の経営管理、並びにそれに付随する業務
(4) 資 本 金 15億2,483万656円
(5) 設  立 2010年
(6) URL https://www.envipro.jp/

 

株式会社VOLTA
(1) 所 在 地 静岡県富士市大野55-1
(2) 代 表 者 代表取締役社長 今井 健太
(3) 事 業 内 容 リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の充電式電池のリサイクル事業
(4) 資 本 金 4億円
(5) 設  立 2018年
(6) 株  主 株式会社エンビプロ・ホールディングス 100%
(7) URL https://www.env-volta.jp/

 

■今後の見通し

2023 年6月期に与える影響は軽微ですが、中長期的に当社グループの業績及び企業価値の向上に資するものと考えております。

以上

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