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リチウムイオン電池の発火リスク・対応策およびVOLTAにおける電池リサイクル事業をテーマに講演を行いました

2021年9月8日に開催された日本粉体工業技術協会リサイクル技術分科会の「2021年度 第1回 リサイクル技術分科会」にて、弊社営業部の菊田大樹が、「VOLTAでの電池リサイクル事業の紹介」の講演を行いました。リチウムイオン電池の今後の需要や廃棄、保管時の危険性、リサイクル方法を中心に説明しました。


(VOLTA営業部 菊田大樹)


本粉体工業技術協会リサイクル技術分科会について
日本粉体工業技術協会は、粉体に関する鉱工業技術の開発及び普及を通じて粉体関連工業の発展を図り、経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的とした一般社団法人です。

リサイクル技術分科会は同法人の21ある分科会の一つとして、これまでに二次電池やレアメタルのリサイクルに関する粉体技術がどのように関われるのかを検討しています。今後の「資源循環」と「創エネルギー」を中心にリサイクル技術がどう関わっていけるか、どのようなビジネスチャンスがあるのかを調査、発信しています。

 

チウムイオン電池の需要について
リチウムイオン電池は、充電すれば何回も使用できるため、環境にやさしく、電気自動車やパソコンやスマートフォンなど、わたしたちの身の回りの多くの製品に使用されています。 2030年以降は世界的にガソリン車やディーゼル車の販売が禁止となる動きがあり、電気自動車に使用されるリチウムイオン電池の量も増加すると推測されます。

 

チウムイオン電池の発火リスクについて
リチウムイオン電池は、可燃性の電解液を使用することが多く、ショートや液漏洩による発熱や発火リスクの危険性があるため、適切な保管方法が必要です。様々な形状のリチウムイオン電池があり、そのうちパソコンで使用されるシリンダタイプ、スマートフォンで使用されるパウチタイプについて、それぞれの安全な保管時の保管方法や危険な状態を写真とともに説明しました。


(発表資料より リチウムイオン電池の安心な荷姿)


VOLTAにおけるリチウムイオン電池リサイクルについて
弊社ではリチウムイオン電池等を、加熱処理、破砕、選別することでブラックマスと呼ばれるコバルトやニッケルを含む濃縮滓や銅・アルミ等の生産を行っています。この加熱処理の段階で、電解液が蒸発し、発火リスクがなくなり安全に取り扱いできるようになります。

また、電池が内蔵された製品でも、電池と電池以外(外装のプラスチック等)を分けてそれぞれリサイクルを行っています。これらは、リサイクル技術・ノウハウを多く持つ当グループの株式会社エコネコルとの連携により高いリサイクル率を実現しています。

弊社は、2021年4月に事業で使用する電力を100パーセント再生可能エネルギー電力に切り替えています。それにより、CO2排出量を抑えたリチウムイオン電池のリサイクルを実施しています。


(エコネコルとの連携)

 

弊社では、安心・安全なリサイクルを推進し、コバルトやニッケル等のレアメタルの資源循環を確立させることで、限りある資源の有効活用に貢献していきます。

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